あわてる○○は貰いが少ない
最近は年をとったせいか、ありがたいことに以前より余裕ができたせいか、待つことのメリットを感じることができているように思えます。以前は少しでもすき間があれば、我先に行こうとしたりしていました。
最近は今更ながら、世の中、自分の思う通りにいくことの方が少ないと思えるようになって、結果、待ったほうがリスクが少ないことに得心しました。
ここで自分の正当性を争って、仮に主張が通っても、そのまま待って逃げたほうが時間のロスがなく、メリットがあるということです。
例えば、税務調査でも指摘を受け、こちらの正当性を主張し通すよりも、軽微な修正、金額で済めばそれで手を打つということでしょうか。ただし、それに乗じてさらに攻め込んでくるようであれば、ここで徹底的に戦う必要はあります。
自動車の運転ならさらにわかりやすいでしょうか。例えこちらに優先権があっても強引な人に対してはその場は譲るというか、逃げるのです。
言いたいことは、目的のためにどの選択が最良か考え、実行できるか。
それによって、日々の幸福度が違ってきます。この年になってもまだまだですが。
幸運の女神に後ろ髪はない
一方、チャンスは二度とこない。そのためには常にそれを掴むために準備をおこたるべきではないとも言われます。一見、慌てず、待つということと矛盾しているような感じもしますが、やっぱり矛盾していませんね。
待つのは成功するため(目的を達成する、ベターな選択をするため)で、失敗を恐れて躊躇することではない。
どの方角、立場からみるか
ものごと、ことわざ、教訓などは、方角、立場が違えば、全く見方が異なります。先ほどの税務調査官、納税者の立場、今、重たいことでは、ユダヤ人とパレスチナ人。資本家と労働者(今は昔ほどこちらは対比されませんが)。
相手の立場に立って考えることも大切ですが、そもそもそれは理解できないと考えることも必要なのではないでしょうか?そしたら理解できない人、ものからはできるだけ逃げる。それが少しでも幸福でいるための方法と思うのです。