降格したらクビ?
私の数少ない趣味であるJリーグサッカー観戦も入れ替え戦も含めて今年は終了しました。静岡県出身・在住の私は、清水エスパルス。ジュビロ磐田。藤枝MYFCを応援しています。
清水エスパルスは2部で優勝し、来期は1部へ、ジュビロ磐田は逆に1部から2部へ降格。藤枝MYFCは2部残留という結果になりました。こうした結果がはっきり出るプロの世界は結果がすべてと言われます。
降格したクラブは現場の指揮官である監督、コーチ陣は解雇されるでしょうし、選手の入れ替えも大幅に行われることでしょう。ですので、通常、結果が出せなければ真っ先に首を切られる監督、コーチにしっかりと指揮命令権が与えられなければなりません。
赤字を出したら誰がクビになる?
スポーツの世界に限らず、組織というものはこの原則がしっかりしていないとうまくいかないと思います。会社組織もそう。株式会社であれば、オーナー(株主)から取締役が経営を委任されます。
その中から代表して(時には他から)執行役(通常は社長)が選ばれて会社を動かします。会社の業績が悪い(赤字を出したりする)場合は一般的には取締役会で代表者である社長は解任されます。それでも結果が出せなければ株主が取締役を解任します。
これが責任を負うということの意味ですので、代表者である社長が指揮命令し、時には(というかほとんどの場合)部や課という組織を作って、部長や課長をいう従業員(使用人)を指名し、結果をだすべく努めるのです。
ですので、この指揮命令系統がうまく機能しなければ、社長は責任のとりようがありませんし、機能するよう、この原則を従業員に伝え続けなければなりません。これをリーダーシップというのでしょう。
他者に迷惑をかけなかったら?
この結果がすべてという言葉。私も好きというか重視していることではありますが、最近、ある新聞の特集で気づかされたことがあります。それは「報われない努力もOK」という言葉です。
結果という目標を目指して努力しているのに、結果がでない、報われない努力でいいのかということです。この記事の方は報われなくとも努力している自分に満足していればOKというものでした。
確かに、例えば、ある山を目指して登っている。その過程でする努力や経験に満足することもあるでしょう。その時は断念しても、後日のことを考えれば決して無駄にはならないはすです。
それでも結果がすべてとはなにか。私は他者を背負っている重みではないのかと思います。自分だけの問題ならともかく、サポーター、株主、(指揮命令に従ってくれる)従業員、家族を背負っているのならやはり「結果がすべて」でしょう。