日常五心
私の好きな言葉に日常五心というものがあります。日常五心という言葉は知らなかったのですが、インターネット上でその中の一部を検索したところ、この言葉にたどり着いたのです。真言宗仁和寺のホームページで見つけました。
私の好きな単語が特にちりばめられています。以下自分なりの解釈です。
一、「ハイといえる素直な心」
まず、否定から入ってはいけない。自分のチャンスをも逃す。
だだし、その上で考えて違うと思ったら否定する。
二、「すみませんという反省の心」
挑戦したら、必ず失敗します。そしたら繰り返す前に反省しないと成功の確率が低くなります。PDCAサイクルでいう、Checkです。
三、「おかげさまという謙虚な心」
成功しても自分の実力だとおもったら、慢心して隙が生まれ、失敗します。
四、「私がしますという奉仕の心」
情けは人の為ならずです。奉仕することは自分の向上のためです。
五、「ありがとうという感謝の心」
謙虚な心と同様です。慢心して隙が生まれ、失敗しないためです。
ブラック企業での使い方
実は私がこの言葉を覚えたのは、ブラック企業での勤務時に朝礼で唱和していたからです。裏を返せばブラック企業というものはこういう言葉の力を使って、奴隷に洗脳していくのだと思います。
一、「ハイといえる素直な心」
理不尽と思っても最後までそれを否定してはいけない。なにがあってもNOとは言わない。ヤクザの世界と同じ。親が黒といったら、白いものも黒。
二、「すみませんという反省の心」
失敗したらすべて自分のせい。会社で行ったことでも責任はすべて自分で負うこと。
三、「おかげさまという謙虚な心」
自分が生活できるのは、仮にどんなに低いと思っても給料を払ってくれる会社のおかげ。
四、「私がしますという奉仕の心」
給料関係なく、仕事以外のことでも無償で奉仕しなければならない。残業手当がないのは当たり前。
五、「ありがとうという感謝の心」
三、四と同様。ともかく給料を払ってくれる会社(社長)に感謝しなさい。
でもやっぱり使いたい
以上です。同じ言葉でも、使う人によってここまで解釈が違います。私は人を雇っていませんが、事業主として人を雇って素晴らしい言葉と思って従業員に伝えても、どう伝わっているでしょうか?
でも、やっぱり使いたいです。そのためには正しい言葉として自分がそれを実行できているか。それを考えて使いましょう。