因果応報

因果応報は悪い意味?

「因果応報」よくいわれる言葉です。

因果応報の解説 – 学研 四字熟語辞典によると、

人の行いの善悪に応じてその報いも善悪にわかれるということ。

注記として、仏教のことばで、「因果」は、因縁(原因)と果報(報い)。ある原因のもとに生じた結果・報いの意。一般には、悪い行いに対する悪い報いの方をいうことが多い。

とされています。

私はこの言葉が好きですが、上記のとおり、悪いことをすると悪いことが起きるということの

戒めとして使われことが多いように思われます。

因果応報と考えると気持ちが楽になる?

私がこの言葉を好きなのは、悪い意味で使われる、自分を戒めるということもそうですが、

良くも悪くも、今ある結果(現状)は過去に行ったこと(状況)が原因であるという意味合いからです。

こう考えると、私は今の状況に浮かれたり、嘆いたりすることが少なくなり、気持ちが楽になることが多いのです。

例えば、私は現在、ダイエット中で体重を落とす努力をしてい(るつもり)ますが、

やはり一方的に体重が落ちるわけもなく、増減を繰り返します。

その際も一喜一憂しがちですが、その都度、この因果応報という言葉を思い出し、

減っていれば、減った原因を思い出し、それを続けようとしますし、増えていれば

その原因を考えて、それをできるだけやらないようにと考えます。

現在の自分を責めることなく、冷静になれるのです。

記録(記帳)は因果応報のはじまり

こう考えると、私が行っている、税理士業務の一部である、会計記帳(の指導)は、

因果応報を知る上で重要な行いなのだな~と感じました。

みなさん、商売をする上で会計記帳は必須だと考えておられると思いますが、

それは、税務署に確定申告をしなければならないから仕方なくという方も多いと思います。

ですが、商売をするということは、儲けて、自分(や家族)の生活を(よく)するためですよね。

特に今うまくいかない(儲かっていない)と感じていたら、どうしますか?

その時私は、まさにこの因果応報という言葉を思い出します。

過去に行ったことの結果が今の状況をあらわしているのです。

では、過去になにをやったのでしょうか?記録をつけてないとよくわかりませんよね?

特に商売では、儲かった、儲からない、お金が増えた、減ったがよくわからないといけません。

過去の因果を思い出せるようにするのが記帳なんだと私は思います。

そして応報をしっかり把握するために、記帳のルールがあり、

そのルールを教えたり、応報の考え方を説明するのが我々税理士の役割かなと考えてます。

わかりにくいでしょうか?「会計で会社を強くする」というような言葉を某税理士グループが

唱えていたかと思いますが、私から言わせれば、因果応報を理解し、気持ちを楽にするためなんです。

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