税理士は公務員ですか?

税理士

税理士の使命

突然ですが、皆さんは税理士の使命をご存知でしょうか?税理士法第1条において、

「税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそって、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする。」と規定しています。

ここでのポイントは、「独立した公正な立場において~納税義務の適正な実現を図る」です。納税者の信頼にこたえ、とは書いてありますが、納税者の利益のためにではありません。ここが依頼人の利益を第一とする弁護士とは違うとされています。

税務署側でもなく、納税者側でもない、独立した公正な立場において仕事をすべきなのですが、税務署に協力して、租税教室や税務相談に応ずることもあるので、過去に租税教室で訪問した学校で税理士について質問したところ、何人かの生徒は税理士を公務員と思っていたようでした。

警察官や消防士も公務員

ところで、公務員というと、8時から17時までの規則正しい勤務時間を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか?特に市役所の窓口業務などはそうでしょう。

なお、現在は勤務時間もフレックスだし、窓口業務などは公務員でない人たちに委託(外注)されているようです。もちろん、警察官や消防士のように、昼夜問わず、勤務しなければならない人々も公務員です。

ちなみに、税務調査を行う税務署員は基本的に昼間勤務です。昼夜問わない(昼間は事務作業できない)事業主を調査対象とするのに不思議ですよね。

 

どちらを向いて仕事するのか

税理士は、税務調査等を行う税務署員が原則昼間勤務のために、顧客(納税者)対応もほとんどが昼間ということなのでしょうか?そういえば、私の勤務していたブラック事務所も顧客訪問はほとんどが昼間でした。

そのかわり、事務所で早朝、夜勤お構いなし。同僚と不夜城と呼んでいました。そこまで奴隷扱いするなら、夜訪問してもらいたい顧客に対応すればと今では思います。残業手当も払われないのでそれは関係ないと思うのですが、やはり世間体でしょうか?

ということで、ひとり税理士となった今では個人事業主ですから従業員の労務管理も必要なく、顧客の方を向いて、必要な方には夜間、休日も対応しております。お問い合わせください(料金表のとおりです。割増料金はございません)。

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました