首位打者とホームラン(打点)王
今シーズンのプロ野球・大リーグ(ちょっと言い方が古いか?MLB)もマジックナンバーが点灯するなど終盤に入っております。最近、私は大谷選手のドジャースしかほとんど見ないのですが、個人タイトル争いの話題も増えてきます。
いろいろなタイトルがある中でやはり、打者なら首位打者(打率)とホームラン王(打点も加えて三冠)、投手であれば最優秀防御率と最多勝がメインかなと思います。もちろん、どれもすごいのですが、今季、大谷選手は主に打者ですので打者で考えてみます。
なにかと申しますと、首位打者は確率なので、試合に出続けてバットを振って凡退してしまうと打率が下がり、タイトルを逃してしまうかもなのに対し、ホームラン王は数のみ(確率は関係ない)ため、打席に立ってバットを振り続けるほうが有利です。
昔(今もあるのかもしれませんが)、プロ野球ではこれが露骨に行われ、シーズン終盤首位打者争いをしている選手は、優勝争いに関係ない場合はあえて欠場したり、相手チームにホームラン王争いをしている選手がいればどんな状況でも勝負を避けたりしてました。
打てないと使ってもらえない
どちらのタイトルが大事と思うかは人それぞれだとは思いますが、まず、どちらにしても大前提として打てなければ使ってもらえない(打席に立てない)ということです。なぜそれをあえて書かせてもらったかといえば、それが私が現在取り組んでいる、トレードの基本だからです。
どういうことかと申しますと、トレードとは、例えば株式の場合ですと、株式を買って(時には先に売って)、売って(買って)差益を得るのですが、当然差損となることもあります。差損が大きく、売買の元手となる金額をすべて失ってしまえばトレードはできなくなります。
ですから、トレードの場に立ち続けたかったら、ある程度数字を残さなければならないし、元手をすべて失うようなことはしてはいけないということです。つまり、致命的な損失を避けるためにも、ある一線で負けを認め撤退(損切り)することが必須です。
打席に入らなければなにも起こらない
では今回のタイトルにある打率と打点、どっちが大事かという点ですが、今現在私は打点(ホームラン王)を重視しております。以前はずっと首位打者のほうがよいと思っていましたが、トレードを勉強するようになって変わりました。
確率が高いほうが効率的で、なんとなくよい。と考えていたのですが、目的・目標達成の観点からはホームランです。トレードの目的・目標は元手を増やすこと。個々の売買ごとの勝率ではありません。
損小利大。負けは小さく、勝つときは大きく。そのため勝率は必然的に低くならざるを得ないのです。そのためにはとにかく打席に立って(売買にエントリー)、試行錯誤しなければならないのです。そこでホームランを打つためのコツを掴んでいく。
ただし、先述のように、打席に立ち続けられるよう、一定の打率(勝率)は必要ですし、致命傷(損失)を負わないことが第一(大前提)となります。なにごとも生き残っていればチャンスはあります。