思いを溜め(積もらせ)る
みなさんは、なにかを成し遂げようと考えた時、どのような順序で考えたらよいか意識したことがあるでしょうか?私は私なりに考えてみましたのでご紹介したいと思います。
まずはこうしたい、こうなりたいと強く思うこと。強く思ったとしてもすぐに次のステップにはいけません。時間がかかります。ですのでその思いを溜めること(思いを積もらせること)。
「念ずれば花開く」という言葉(ことわざ)があると思いますが、まさにこのことです。念ずるのが強ければ、長ければ、次のステップへの「気」がたくさん溜まるのです。
私の場合、税理士試験の受験勉強を始めることを決意するまでに、思いを溜めるのに時間がかかりましたが、長く、時間をかけて溜めたため、その後の結果が出ない長い時間に耐えれたのではないかと、今になって感じています(私は恥ずかしながら計算があまり好きではありませんでした。どちらかというと文章を書く方が好きだったため、計算問題の試験から始まる税理士試験の受験を決意するのに長い時間躊躇しました)。
元気があれば・・・
思いを溜め続けると、ある日突然ブレイクすることがあります。よし、やってみようという気になるのです。ここに到達することが「元気」だと思います。そこで、私が好きな人物の一人である、アントニオ猪木の、「元気があればなんでもできる。」の名言の登場です。今でも私は家でたまに、「元気ですかー」を発声し、家族からあきらめの目で見られますが、これで気持ちがよくなります。
アントニオ猪木については、「道」など他の名言にも感化されていますが、これについてはまた機会がありましたら記したいと思います。
トライアンドエラー
そして、いよいよ元気が溜まって、動き始めます。当然のことながら、うまくいかないで、失敗の連続です。できること(成長)、達成感を得たくて始めているのに気が失せていきます。
その時は、「成功するために失敗する。」(サッカー元日本代表の本田圭佑さんの言葉だったと思います)を思い出します。まずやって(行動して)、失敗をして傷ついて、それに耐える。これの繰り返しです。
ここでは、繰り返すことが何より大事なキーワードです。それが「継続は力なり」という言葉に繋がります。そして私が好きな仏教の六波羅蜜がでてくるのです(六つすべては出てきません)。
まず、行動して失敗することが「精進」です。うまくいかなくてつらいですが、繰り返します。これが「忍辱(にんにく)」です。そしてうまくいって成功すれば「智慧(ちえ)」を得ます。ですが、ここで調子にのって気を緩めるとまた失敗しますので、「持戒(じかい)」。
後の「布施」、「禅定」については、またの機会にに述べたいと思います。