金利と債券価格の関係
ファイナンシャル・プランニング技能士検定の試験範囲に「金融資産運用」があり、いわゆる投資に関する基礎知識です。ここで今回、私が講師として力説したのは、債券の価格と金利の関係。どちらかが高いとどちらかが低くなるというものです。
金利が高いと債券の価格が安くなる。金利が低いと債券の価格が高くなります。この理由について受講生から質問があり、回答しました。債券とは借用証書のようなものであり、宛名はない(もちろん借りる者:発行者は記入)。
ですから、その券のやりとりで売買をするのですが、券面には一般的に利率が記載されています(例えば、額面(借入)金額100万円。利率年1%)。この場合、この債券を持っていれば、1年で利息として1万円もらえるはずです。
ところが、現在の低金利下では債券は年0.5%の利息が一般的とします(1年の利息5千円)。そうすると、もし年利率1%の債券をもっている人は額面金額以上の100万4千円でも売ることができるはずです。
1年でもらえる利息1万円-額面オーバー額4千円=6千円>5千円。つまりこれが金利が低いと債券の価格が上がるということなのです。この理由で低金利下で債券をたくさんもっている金融機関は評価額で決算内容がよかったはずです。
保険会社も契約した時よりも金利が低くなると債券価格が上がるので保険の解約返戻金が増えるという説明をしており、納得をしたものでした。
スピードを出さない方がよい理由
スピードと被害の関係。先日、通勤途中で人身事故の現場に遭遇しました。住宅街から少し広い道路に出るところで、歩行者が横断歩道上に座り込んでおり、地面には若干血液が付着しているようでしたが、意識はあるようでした。
たぶんですが、道路幅の関係上、それほど自動車の速度がでていなかたったため、この程度で済んだものと推測できます。もし、道路幅や見通しと関係なく速度を出しているとしたら、それこそ敗者になる確率が高くなると思います。
若い頃はなぜスピードを出してはいけないのか腑に落ちるところまではいってませんでしたが、最近は特にスピードを出さないことが大きなリスクコントロールになることが身に沁みます。
期間が短いとリスクが高いもの
ギャンブルの定義。リスクが高いものはなにか。長期金利と短期金利の関係とは違い、決着まで期間が短いものはリスクが高い(ギャンブル)のです。競輪、競馬などの公営競技はわずか数分の勝負です(レースの実施時間)。
宝くじにしても、抽選番号決定のルーレットであれば、ものの数分ではないでしょうか。株式やFXなど投資についてはほとんど終わりがない(無価値になることはまれ)ため、ギャンブルとは言われないのでしょうか。