お金持ちの効用
普通の人は「お金持ちになりたい」と思っているでしょう。もちろん私もです。ただ、何のためにお金持ちになりたいかを考えるといろいろなことが浮かび上がってきます。
まず、お金持ちになって、大きな家、高級車、ブランド品、服が欲しい。とうものが思い浮かびます。これは実はそれを持つことができる自分は凄い(と他人から羨望される)!ということなのだと思います。
次にお金を持っていると快適なサービスが受けられるというものです。大きな家、高級車というのはこのような側面もあると思います。衣類を含むブランド品も快適なものであればよいのですが。。。
私の場合、他人から羨望される(嫌われることも含めてどう思われようと)ことに極力気にしないよう、努めておりますので、「これらのものには興味ありません」と言いたいところですが、興味あります。
大きな家はいりませんが、快適に過ごせる環境は必要です。そう思うと、もう少し面積は欲しいのですが、広すぎると掃除を含めた管理も大変ですよね。
駅や商店街から近いのはいいのですが、騒音や駐車スペース不足の問題もあります。やはり、それらを考えると住環境もお金持ちになりたい理由となっております。
高級車はどうでしょうか?自分で運転するとしたら、狭い日本の道路ではとり回しに苦労します。一般的に高級車は大きいですから、これは不要です。もちろん先述のように、他人の目からの高級車所有は全く意味なしです。
ただ、他人に運転してもらえばよいので、それができるようにという観点からはやはりお金持ちになりたい理由とはなりえます。
衣類を含むブランド品についてはどうでしょうか?これも他人の目は気にしませんが、私に品物を見定める力がないものについてはブランド品を買うようにしています。
ブランドとして、自分に見る目がない以上、それなりに他人に評価されているということを一旦信用してみようと。
服についても自分に自信がないのでブランド品を着ることで自分を納得させようと満足するために買ってます。よって、これもお金持ちになりたい理由となっております。
借金でもお金持ち
他人から羨望される(承認欲求)、快適なサービスを受けたいことが、お金持ちになりたい理由とすると、そのお金は持っているものでなく、他人のもの(借金)であってもよいわけです。
ただ、他人が意味もなくお金を貸してくれることはありませんから借りた以上にお金を返すという約束を他人に信用してもらわなければなりません。逆に言えば、それができればお金持ちになる必要がないとも言えます。
貸借対照表上の現預金の位置づけ
会計上の貸借対照表上の現預金の位置づけで考えてみますと、お金を投資して、いろいろなものに形を変えて循環して最終的に戻ってくることになっております。
戻ってきたものはまた循環していくのですから、一時点での増減はあまり意味がないことになっている?と思います。ただその一時点で株主に配当金という形で流出し、株主は投資した恩恵にあずかれればよいわけです。
個人で考えてみますと、決して現預金をたくさん持っているのがよいというわけでなく、自己満足でき、快適なサービスを受けられ、うまく循環させていければよいのだと思います。