それは本当に無駄遣いなのか?

お金(FP)

無駄遣いをしたので他の支出を削る

私の以前からの癖として、無駄遣いをしてしまったと思うと、他の支出を削ろうとか考えていました。ですが、最近、この考え方はあまりよくないと思うようになりました。

一見、収支のバランスを考えると正しいように感じるこの考え方ですが、本当に自分にとって有益なお金の使い方を妨げてしまうのではないか。無駄に使ってしまったお金はもう戻ってこない。サンクコストバイアスにも近い。

サンクコストバイアスとは、「日本の人事部サイト」の記載によると、「「サンクコスト効果」とは、すでに発生していて取り消すことができない事柄のコストに気を取られ、合理的な判断ができなくなる心理傾向のこと。

投資を継続することが損失をさらに拡大することになっても、それまでに費やした労力やお金、時間などを惜しんで引き返せなくなる、言わば「もったいない」という感情に縛られている状態です。」

 

圧倒的な収支差を目指す

本来、お金を使う価値があることなのに使うことに躊躇する。これを克服するための有効な手段は、自分に圧倒的な収支差があることを目指す。収入に対して使うお金との差が大きければ心に余裕が生まれるはず。

お金持ちとは余裕があること。間違って無駄遣いしてしまっ(たと思ったとし)ても収支差があれば本来使いたいお金を使うことに躊躇することも少ない。収入が多くても、使うお金も多くて収支差がない(場合によってはマイナス)とそれは本当のお金持ちとはいえません。

収入が少なくとも、それ以上に支出が少なくて収支差が大きく、余裕があればそのほうがお金持ち。価値のあるものに使うことを躊躇するのではなく、価値がないと思うものには使わない。文字通り、その人の価値観。

自分は他者と比較して優位に立つことに価値観を感じない。すなわち、そこにはお金を使わない。決してお金を使わないということではなく、やはり収支差を大きくするためには収入を増やすことも必要。収支差の余裕=選択肢の大きさと思うのです。

 

違ったら切れ

では、お金を使う上で大事なことと思うことの復習。先ほどのサンクコストバイアスと同義になると思うのですが、「違ったら切れ」です。誤ったお金の使い方だと思ったら、直ちにそれをやめて撤退する。そしてそれを教訓とする。

私も試行している株式トレード。まさにこれです。成功者が言っていることでほぼ共通しているのが損切りの重要性。今損をしていて、間違った売り買いだと思ったら、すぐに撤退できるかどうか。これが市場で生き残っていけるかの重要なポイントになります。

これに限らず、仕事でも人間関係でも間違ったと思ったら切れ!逃げろ(撤退)!

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