心配ごとがおきる確率は10%?

お金(FP)

案ずるより産むが易し

人間、なにか行動しようと思っても、実際にはできないことが多々あると思います。それが自分にとってプラスになること(やらなければならないこと)であったとしても。

なぜか。まずは、現状維持したいということ。今の状態がコンフォート(快適)であることが基本なので、それを崩したくない。ホメオスタシスと言われることもあるようです。

ですので、それを実行に移した時に考えられるリスクを考えて、その理由を合理化して実行に移さない。でも、いろいろな研究によると、心配事の約90%は実際には起こらないそうです。

「案ずるより産むが易し」いいことわざだと思います。最初の一歩が一番力が要ります。動き出してしまえば進み続けることができるのは、経験上もわかっているはずなのですが。

パーキンソンの法則

次に留意しておきたい教訓。特に仕事上。パーキンソンの法則。わたしなりに簡単に解釈しますと、仕事は与えられた時間に合わせてやってしまう(1時間で終われる仕事であっても、8時間与えらると8時間かけてその仕事をしてしまう)。

特に、時間で拘束される被雇用者(給与所得者)。管理する側が気を付けないと、組織の生産性はどんどん低下していきます。その点、自営業者は時間でなく、結果で生きていかなければならない(時間評価はされません)。

後は、お金はある(入った)だけ使ってしまう。以上から、いつも時間がない、お金が貯まらないという状況になってしまう(思い込んでしまう)ということです。

告知義務違反があっても保険は有効?

心配が実際に起きる確率は10%。直接結びつくかわかりませんが、今回思いついたのが、この表題。現在私は月2回、1回90分全8回で3級FP技能士の試験対策講座をさせていただいておりますが、今回その中で取り上げました。

生命保険。加入をするときに、病気の経歴、健康状態、職業などについて、質問に答える「告知義務」があります。保険会社としても、保険金を払う確率が他者と比べて極めて高い者の加入を認めれば、不公平ですし、経営不安にもなりかねません。

この「告知義務」に違反すると、保険会社から保険契約を解除されることもあります。ただ、2年を経過してしまうと、この告知義務違反があったとしても、保険契約を解除することができないことになっています。

健康状態に不安があっても隠して生命保険に加入し、ちゃんと保険料を払って、2年間が過ぎればその契約は有効なのです。保険事故にあたる確率から考えても、この心配が起きる確率は10%よりもさらに低いのではないでしょうか?

告知義務違反をしても、2年経てば大丈夫ということではありませんので、くれぐれも誤解のないようにお願いします。

 

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