外れ馬券
私はお金が好きで日々どうしたら増やせるか。など考えています。まず頭に浮かんでくるのが競馬などのギャンブル。一般的にはギャンブルで儲かるはずがない。身を持ち崩すなどのマイナスイメージで、私も同感です。
しかしながら、ギャンブルで生計を立てているごく一部の人たちもいます。ギャンブルというと聞こえは悪いですが、確率のゲームプロといえばイメージも変わるのではないでしょうか?
競馬で大儲けした人の外れ馬券が経費となるか争われた裁判があります。当たり馬券の儲けから外れ馬券を買った金額を差し引いた金額を儲け(所得)とできるかということです。
結論は、「偶然性の影響を減殺するために、年間を通じてほぼ全てのレースで馬券を購入するなど、年間を通じての収支で利益が得られるように工夫しながら多数の馬券を購入し続ける」ような人は経費として認められます。
しかし、遊びでやっている、いわゆる一般の競馬愛好家の外れ馬券は経費として認められません。
偶然性で遊ぶギャンブルはダメですが、確率を計算して、回収率が期間(例えば1年間)で100%を超えるように馬券を購入し続けるような行為は肯定されるのではないでしょうか?
株式投資や宝くじ
株式投資も考え方は競馬などの公営競技と同じだと思います。私も下手の横好きで投資していますが、まさに目指すべきが、「偶然性の影響を減殺するため、年間を通じての収支で利益が得られるように工夫しながら、年間を通じて多数の株式を購入し続ける」ことです。
そうであるから、損切り(買った価格よりも安い価格で株式を売る)を躊躇なく繰り返せるようにならなければならないのです。勝率は最重要ではありません。1回の勝利で9回の負けを上回ればよいのです。
なお、宝くじの当選金は非課税なので税金は関係ありませんが、この最たるものが宝くじです。ですが、宝くじは確率が低すぎるし、偶然性の影響を減殺することは不可能だと思われるので、ギャンブルでしょう。
原材料や商品
考えを広げていくと、商売をやって、例えばラーメン屋を開業することも本質は同じです。お店を借りて、内装工事をして、人を雇って、麺などの材料を仕入れます。
お客さんが来てラーメンの代金を払ってくれればそれが当たり馬券や当選金となります。ですが、お客さんが予想より来なくて麺や具材を廃棄することもあるでしょう。
それを怖がっていたら商売はできません。その廃棄を上回る金額の当選金(ラーメンの売上金額)があればよいのです。そこが重要です。まずは記帳して、考えましょう。